ミユキさんはまだ〇〇を知らない。

日常の思うこと、感動したこと、あれこれ。

ただいま、牽制中です!

人は自分をガードするために、いろんなやり方で周りを牽制(けんせい)することがある。


私の場合、よくやっちゃうなーと思うのが、仕事や家事の忙しさをアピールして、今これ以上、私にめんどくさい頼みごとをするなよーという子供への牽制。
まあ、おおかた無視されて、こっちがどんな状態だろうが平気で送ってけとか迎えに来いとかなんか食べたいとか買ってこいとか頼んでくるので、牽制レベルゼロに等しいんだけどw


「牽制」って言葉の意味を調べると

相手の注意を自分の方に引き付けて自由な行動を抑制すること。 野球で投手または捕手が野手に送球し、盗塁を防ぐこと。

相手を威圧したり監視したりして自由な行動を妨げること。

作戦上、自分の都合のよい所へ敵を引きとめること。また、敵の動きを封じること。

だとか。


要は、やんわりとした脅しや策略的言動で相手を動けなくするってことかな。
サウジアラビアの石油施設が攻撃された件で、アメリカがイラクに「我々は臨戦態勢にある」と強く牽制したってニュースも入ってきたが、つまり、そんな感じのことだ。ちっともやんわりしてないとは思うけど・・・。

日常的にいうと、例えば、〆切過ぎてる納品などいわば正当な要求をしても、相手が病気や怪我などを理由に断ってきたら、たとえそれが半信半疑でもそれ以上強く要求する自分って人でなし?みたいな、良心の呵責に訴えるパターンが多いかも。
だから遠慮のない子供や家族には通じないし、ハガネのメンタルを持つ人にはあえて無視されたりもする。


誰でも大なり小なりやってしまう牽制だけど、度がすぎると信頼を失う。

特に、頭のいい人に多い気がするけど、自分の不幸や不運な出来事をアピールした上で、でも、やることやってますけど何か?的なパターンはいただけない。
牽制力がコワモテすぎて、可愛げがなさすぎるw
それで守れるものもたいして多くない。

f:id:naemusa:20190918123115j:plain
猫の無言の牽制力はすごい・・・。

心理学的にいうところの“ゲーム”というコミュニケーション手法がある。無意識のうちに、相手にネガティブな思いを抱かせる言動をして自分に気を惹かせたり、責任逃れをしたり、極端に自分が傷つかないよう守ったりする手法で、おおくは幼少期の愛情問題に端を発しているというが
当然、いいコミュニケーション法ではないから、ゲームを仕掛けた相手との関係はどんどん歪んでいく。

自分をガードしようと牽制が過ぎるのも、そんなゲームの一種なのかも。


無理なものは無理、嫌なものは嫌、それ以上近づかないで!とか、そのままの気持ちをストレートに相手にぶつけられたら一番いいけど、いろんな関係性のなかではそうもいかない。
そんな時に発動する牽制は、まあバレてるだろうけど…許して!くらいの可愛げがあるといいかもね!
「ただいま、牽制中です!」って心の中でにっこり笑っているくらいでどうでしょう・・・?

苦笑いしながらも納得してくれる相手がいたら、大切にしよう。
そして子供への牽制法は年々策を練らねばいけないのである。