ミユキさんはまだ〇〇を知らない。

日常の思うこと、感動したこと、あれこれ。

今夜も踊り〆。

ここ数年、飲んだ後に、たまにひとりで“踊り〆”する。
友人や仕事絡みで飲んだ後、なんとなくまだ楽しみ足りない夜とか、まだ遊べるけど飲むという気分じゃないなという日に、ひとりでクラブに行って、踊ってから帰宅する。店内ではあまり飲まない。飲むとしたら最初の一杯に軽いアルコールと、後はミネラルウォーター。
もちろん、一緒に行ける相手がいればそれもいいが、大抵、扉を開けて、音に包まれた途端、ひとりでホールに駆け込む。誰かとゆっくり話ができる空間でもないから、結果、ひたすら踊るのがメインになる。だから、ひとりで行こうが誰かと行こうが個人的にはあまり変わらないのだが、同行者にとってはほったらかしにされる気分かもしれない。だから、最近は特にひとりで行く。
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30代の頃、仕事や遊びで海外に行くと、飲んでばかりじゃつまらない現地の夜に、地元のクラブ(ディスコともいう)を探して遊ぶのがマイブーム化したことがある。
語学が不自由な分、誰かに話しかけることもかけられることも最小限で、ただただ踊って、隣り合わせた人と目が合えば笑顔を返し合って、一瞬だけ一緒にリズムをとって、時々、飲みかけのドリンクを渡し合ったり。そんなやりとりが気楽で楽しくて、私としてはかなり健全な夜の遊び方だった。
その後、国内でも旅先のローカルクラブをクルーズするのが癖になるのだが、ある日、仙台のクラブでいつも通り調子よく踊れない自分の体の異変をきっかけに、1人目の妊娠が発覚。以降、マイブームは一旦幕を閉じたのだ。


10数年の月日は流れ、気づけば、子供たちはすっかり大きくなっている(あたりまえだ)。
そんな時に出会った、テクノ好き&クラブ通な友人Mちゃん。
彼女と初めて出会ったその日に、久しぶりに名古屋の老舗クラブMへ一緒に行って以降、すっかりブーム再燃だ(笑)。今では、Mちゃん無しでもひとりで堂々と…は無理でも、コソコソと遊びに行けるまでに成長?した。そうして年甲斐もなく遊んでいると、ひとりで音を楽しみに来ている同世代もまあまあいるということもわかってきて、さらに調子づいている。


とはいえ、この踊り〆、気にいっているのはわけがある。もともと気ままに踊って遊ぶのが好きだったというのはあるが、近頃思うのは、なんていうか、健康にいいのだ。
まあまあよく飲むタチなので、そのまま帰宅すると大抵、翌日まるっと二日酔いをさまようのだが、踊り〆した翌日は復活が早いということにある日気づいたのだ。
たぶん、思いきり踊って、アルコールを飛ばす勢いで汗をかいて、その前の飲みにどんなシチュエーションがあろうと、いい音&踊り(=運動)で心身ともにリフレッシュできているのだと思う。まさにヘルシー&ビューティー! そしてアンチエイジングにもたぶん朗報!
ただ、毎回、最後はひどい。
店から出る夜明け頃には足腰へろへろ、髪の毛はボサボサ、化粧はすっかり落ちてしまって、まるで蓋を開けた浦島太郎のような変わり果てた姿で這うようにして帰宅する。こんな姿は誰にも見られたくない。ゆえに、ひとりで行くのかもしれない…。